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アルケミスト - 心に残ったメッセージ

アルケミスト 夢を旅した少年 - パウロ コエーリョ(著) 山川 紘矢+山川 亜希子(翻訳)

会社の先輩 takao さんが貸してくれた文庫本。1988年に原本が出版された、割と古めな本なのですが、素敵なメッセージが多くこめられた名作でした。以下、特に心に響いた箇所を、引用としてここに残しておきたいと思います:

運命を追求することと、人生の伴侶について

p.140

僕はオアシスにずっといたいのです
僕はファティマを見つけました。僕にとって、彼女のほうが宝物よりも大切です
もし僕がここにとどまったら、どうなるのですか?
三年目にも、前兆はおまえの宝物や運命について、語り続けるだろう。おまえは夜ごとにオアシスを歩きまわり、ファティマは、自分がおまえの探求のじゃまをしたと思って、不幸になる。しかしおまえは彼女を愛し、彼女はおまえの愛にこたえる
おまえは砂漠の砂の上を歩きながら、もしかして自分は行けたかもしれない・・・もっとファティマへの自分の愛を信じることができたかもしれない、と何度も考えてしまう。なぜなら、おまえをオアシスに引き止めたものは、二度と帰って来ないのではないかというおまえ自身の恐れだったからだ
そして四年目のいつか、前兆はおまえを見捨てるだろう。おまえがもう、それに耳を傾けるのを止めてしまうからだ
しかし、その時にはおまえは金持ちの商人になっていて、多くのらくだや商品を持っている。おまえはその後の人生をずっと、自分は運命を探求しなかった、もうそうするには遅すぎると思って、暮らすだろう
男が自分の運命を追求するのを、愛は決して引き止めはしないということを、おまえは理解しなければいけない。もし彼がその追求をやめたとしたら、それは真の愛ではないからだ・・・大いなることばを語る愛ではないからだ

過程に価値がある

p.154

夢を追求する一瞬一瞬が神との出会いだ
僕が真剣に自分の宝物を探している時、毎日が輝いている。それは、一瞬一瞬が宝物を見つけるという夢の一部だと知っているからだ。本気で宝物を探しているときには、僕はその途中でたくさんのものを発見した。それは、羊使いには不可能だと思えることに挑戦する勇気がなかったならば、決して発見することができなかったものだった

努力がまわりをも良くする

p.178

すべてのものが、それぞれの運命を持っているということは、本当です。しかし、その運命はいつか実現します。そうなったら、それぞれのものは自分自身をより良いものへと変えて、新しい運命を得なければなりません。そしていつの日か、大いなる魂と一つになるのです
錬金術が存在するのは、そのためです
すべての人が自分の宝物を探し出して、以前の人生よりも良くなりたいと思うからなのです。鉛は、世界がそれ以上の鉛を必要としなくなるまで、鉛としての役割を果たすでしょう。しかし、そのあとは、鉛は金に変わらなくてはなりません。
これこそ、錬金術師が行うことなのです。私たちが今の自分より良いものになろうと努力すれば、自分のまわりのすべてのものも良くなるということを、彼らは教えているのです

Comments:1

takao 2006-05-18 (木) 11:34

アルケミストは何度読み返しても、励みになる本です。
ページ数忘れちゃったけど、
泥棒に身包み盗まれて、すすむか戻るか悩んでいるときに主人公いった

「僕は宝物を探している冒険家なんだ」

という言葉が大好きです。
いろんなことがに行き詰ったときに、読み返して勇気をいただいています。
どうもありがとう

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