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エンジニアが陥りやすい「バーンアウト症候群」

@IT自分戦略研究所の記事より

日本語でいうと「燃え尽き症候群」。熱意持って仕事に取り組んでいたエンジニアが、ある日突然すべての事柄に対する意欲を失ってしまう現象の事。

バーンアウトを一言で説明すると「ある日突然、意欲が燃え尽きてしまうこと」である。元気で働いている人ほど、バーンアウトに陥りやすく、これまでの意欲まんまんの様子と、その後の落ち込みの落差が非常に激しいという特徴がある。
(1)消耗感または疲労

 バーンアウトに陥った際に最も典型とされる症状。例えると弾力のあったゴムが疲弊し伸びきったような、単に体が疲れ果てたということにとどまらず、もう何もする気力がなくなったという意味で情緒的な消耗感である。

(2)人と距離を置く姿勢

 上記のような消耗感から自分を守るために人との接触を制限し、場合によっては突き放すような態度を取ったりする。個人を十把ひとからげにし、人をモノのように扱う。一方、“人とのやりとりのわずらわしさ”から逃れるために事務処理に集中することも特徴の1つである。

(3)個人的達成感の後退

 するべきことを成し遂げたという気分が実感できず、あるいは実感できそうもないと予期することで、なおのこと達成感が得られないという傾向である。マイヤー(1983)は環境と個人の相互作用に着目し、個人の頑張りは特に称賛されず、一方で失敗すると自己の責任が問われるという“割の合わなさ”が意欲を乏しくすることを示唆している。

そうそう、これ!bashiは今まさに「バーンアウト」状態なんです。昨年7月から、とある案件にてプロジェクトリーダーとして、配下の外注SE/PGさん達十数名と共に、情熱注いでがんばってきたんですが、年末辺りからデスマーチ化しちゃって... 実際は外注さんの「時間が無いので詳細設計書の修正を後回しにしてソース書かせていただいております」発言を聞いた瞬間、プロジェクトに対する情熱の炎が消えたのを覚えてます。以後、年明けから今に至るまで、有休とって部屋で引きこもり/または出社しても一日ネット見て過ごす日々が続いてます。

「外注さん達の能力不足」「無理です/できませんとは言えない、協力会社さん達の間での下請け・孫受けの仕組み」が原因なだけに、bashi個人の力量・努力だけでは回避できないもどかしさが 意欲消沈 の主な理由なんだと思います、今回の場合は。
※ひょっとしたら原因はリーダーの俺にあったりして。てへ。

マイヤー(1983)は環境と個人の相互作用に着目し、個人の頑張りは特に称賛されず、一方で失敗すると自己の責任が問われるという“割の合わなさ”が意欲を乏しくすることを示唆している。

企業に属するエンジニアの場合、マイヤーさんのこの考察がぴったり当てはまるのではないかと、企業エンジニア6年目の自分は思います。年次昇給が前提なので、いくら良いシステムを低コストで作ったとしても報酬はすずめの涙。しかも誰も褒めてもくれません。それじゃエンジニアの向上心は期待できないっしょ?と思うだけに 「受注金額(報酬)もシステム品質も自己責任でコントロールできる独立エンジニア」の道に希望を見出してしまいます。もっとも、そっちはそっちで苦労満載なのかもしれないですけど... (フリーライターやってる嫁を見ててそう思う)。

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