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FLASH用3Dアニメーション作成ツール「Swift 3D」とは?


なんか楽しそうなアプリ(おもちゃ)を見つけたのでご紹介。開発元 Electric Rain 社FAQページ内の「Swift 3Dって何よ?」の回答文章を(適当に)訳すと:

高品質な3Dアニメーションを手早く作成し、マクロメディア社の FLASH をはじめとする、汎用的なベクターおよびラスターファイル形式にて書き出す事を可能にする、すべてのデザイナー/クリエイター向けツールです。

これでも余計な表現が混在していてわかり難いので、もっと簡潔に説明すると:

FLASHに取り込み可能な3Dアニメーションを作成するツール
このサイトの様な3DバリバリなFLASHをより簡単に作る事が可能になるツール

てな感じになると思います。LightwaveやShade等の 3D CG 作成ツールと同様のインターフェースを用いて 3Dモデル作成 > アニメーション作成 って作業の後に、FLASH取り込み用形式で保存 > FLASH側で取り込むと... 作成したアニメーションがライブラリに登録されてる、という作業フローになります。簡単な図でまとめてみました:20050202_01.gif
20050202_02.gif

その他特徴

挙げていけば山ほど出てきますが、bashi主観で重要だと思えるものを :

  • AdobeIllustrator形式(.ai)の画像を取り込む事が可能 [Import]
  • 3DS形式&DXF形式の3Dシーン/モデルを取り込む事が可能 [Import]
  • Swift 3Dで作成したアニメーションを JPEG/BMP/PNG 等のラスター画像(静止画)、または AI/EPS 等のベクター画像(静止画)として書き出す事が可能 [Export]

イラストレーター上で作成した画像を Swift 3D で取り込み&立体化させた上でアニメーションを作成... といった事が出来るのは面白そうです(個人的感想)。

Swift 3D Xpress について

DSTORM社が販売してる日本語版には Swift 3D 本体以外に「Swift 3D Xpress 英語版」がバンドルされています。これは開発元Electric Rain社のサイトでは Swift 3D とは別に単品販売している、

Swift 3D の「2Dベクター画像を3Dアニメーション化させる」機能を FLASH MX 2004 のプラグインにしたもの

だそうです(情報源ココ)。この Swift 3D Xpress がバンドルされている分、日本語版パッケージは英語版 Swift 3D 単品パッケージに比べると割高になっています。それぞれの単品販売は現在の所、DSTORMでは行われていないようです。自分は割と Xpress の機能だけで十分かも(汗)。追記:d_kaga さんのBLOGエントリによると「Xpressでは色が1色しか使えない」そうです。むむむ...それはどうなんだ?

※日本語版/英語版それぞれの販売価格は以下のようになっています:

Swift 3D (ver.4)
US : $189
JP : 単品販売無し

Swift 3D Xpress
US : $129
JP : 単品販売無し

Swift 3D (ver.4) + Swift 3D Xpress
US : $248
JP : \29,800

英語版ならば開発元Electric Rain社のサイトからダウンロード購入する事が可能なので、Swift 3D または Xpress 単品で入手したい場合はお勧めです。

Swift 3D LW および Swift 3D MAXとは

これらはそれぞれ NewTek社 Lightwave 3DDiscreet社 3ds max のプラグインで、これを組み込むことによりこれら3D CGツールから Swift 3D 同様の「FLASHにて取り込み可能なSWFT形式ファイル」を書き出す機能を提供するものです。既にこれらツールに使いなれてる方はこのプラグインの方が作業効率良いのかな?価格はそれぞれ以下の通り:

Swift 3D LW (ver.2)
US : $295
JP : \36,800

Swift 3D MAX (ver.2)
US : $295
JP : 日本未発売 (2005/02/02現在)

対応ファイル形式

最後に、Swift 3D で取り込み/書き出し可能なファイル形式を一覧でまとめてみました(どこにもまとまったわかり易いページが無かったので):

imports (2D vector)

 AI
 EPS

imports (3D scenes / models)

 3DS
 DXF

exports (vector)

 SWFT
 SWF
 AI
 EPS
 SVG

exports (raster)

 JPEG
 BMP
 PNG
 TIFF
 TGA

関連サイト

FLASH ILLUMINATIONS
3D Swift を使って作成したFLASH作品例。違ったアプローチの作品が何個か見られます。bashiは中でも 「BUTTERFLY」 が一番のお気に入り。かっちょいー♪

DSTORM社の 3D Swift ページ
おっチュートリアルFLASHあるじゃん♪と思いきや中身はすべて英語でした。全体的に情報量は少なく、サポートページもなんか寂しい感じがします。

Electric Rain社の 3D Swift ページ
英語版 販売元/開発元の製品ページです。DSTORMの日本語サイトより遥かに情報量は多いです。FAQページがわかり易くてイイ感じ。Featured Sitesページには 3D Swift で作成した作品が山ほど紹介されてたりもします。

Swift 3D バージョン1 〜 4 機能比較表
これもElectric Rain社から。バージョン4で何が変わったのさ?が細かく把握可能かと。※Flash Paper形式のコンテンツです。

Swift 3D のチュートリアル集 [日本語]
バージョン4用の記事も幾つかありました。これからもっと増えていく... といいなぁ。

dustbox2004さんのBLOGエントリ
ver.7.5からSWF形式で書き出しが出来るようになったらしい shade との比較検証がなされてます。参考までに。

kawanchaさんのBLOGエントリ
kawanchaさんが体験されたSwift 3Dの動作不具合について。

Comments:3

Ramp 2005-02-03 (木) 09:20

 Rampです。トラックバックありがとうございました。
 「Swift 3D」は私もお気に入りです。Flashと組み合わせればスクリプトも埋め込めるし、かなり可能性が広がります。ただ私は3Dモデリングが苦手なので、あんまり使いこなせていないのが残念っ。

clustercafe 2005-02-04 (金) 11:48

はじめまして、clustercafeです。
トラックバックありがとうございます。
今後とも宜しくお願いいたします。
3DCGと映像関連の情報BLOGなんですが記事を書くのは大変ですね!
3Dを表現する手段の一つとして「Swift 3D」は在るような気がします。

bashi 2005-02-04 (金) 15:44

> Rampさん

いつも一定周期で「3D CG作ってみたい」願望が出てくるんですけど
shade だ lightwave だって、どれにしようか迷います。
3D Swift のモデラーはこれらに比べて簡素?な作りらしいし、価格も
安いのでなおさら興味沸いてます。

> clustercafeさん

こちらこそよろしくです。
clustercafeさん(enzoさん?)BLOG、bashiが興味沸く記事盛りだくさん
でした。今後も楽しみにしてます。

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