- 2005-01-24 (月)
- 趣味・興味
以下箇条書き感想 :
- ストーリー展開はよくあるハリウッド系アクション映画と同じ
→わかりやすい/ここに期待すべきでは無い
- アクションシーンがかっちょい〜
→後半の多脚砲台との戦闘シーンは秀逸の出来かと
- キャラクターの動きに違和感アリ
→モーションキャプチャによるフルフレームアニメーションは見る側の慣れが必要?なんか動きがぎこちない
- 音楽がかっちょい〜
→参加アーティスト「ブンブンサテライツ、他」って方々は存じ上げませぬが、映像とうまくマッチしててイ〜感じ。
【総論】濃密・高品質な MTV系プロモーションクリップ だと思って楽しむのが吉。
...あるいはコンシューマRPGゲーのエンディングCGムービー の豪華版とも受け取れるかも。背景の緻密さ/作り込み具合や、メカの動きはすげー良いです。この辺はCGで作ることのメリット全開な感じ。でも、人間の動きなんですが、作品冒頭に出てくるヘリ操舵士の動作を見た際、イチゲーマーな自分の第一印象が「あ、ゲームのCGムービーだ」でした。ハリウッドCGムービー界でブイブイ言わせてるPIXARとかDreamworksとかの作品に出てくる人間の動きと比べると割と「カクカク動く人形」な感じ。日本初のフルCG映画「ファイナルファンタジー」でのアプローチの失敗を踏まえたうえで、CG+デフォルメアニメーションを組み合わせた新たな映像を見せてくれるもんだと期待していただけに、ちょっと残念。あ、でもメカ戦闘はほんとかっちょいいです。もう一度観たくなるほど。
制作スタッフ
- 原作: 士郎正宗
- 監督: 荒牧伸志
- プロデュース: 曽利文彦
荒牧氏は「バブルガムクライシス」のプロダクションデザイン(って何?)の人、曽利氏は「ピンポン」の監督人らしい。
- 制作: デジタルフロンティア
なんとなく名前聞いたことあるな、と思って公式サイト覗いてみたところ、CM用のCG動画やらゲームのCGムービーやらを作ってる会社でした。ちょっと納得?※おまけ : 同社社長 植木英則氏がなにやら語ってました
- 多脚砲台メカデザイン: 竹内敦志
攻殻機動隊やらAVALONやらパトレイバー2やら、押井作品にてメカデザインを手がけてる人(情報源)。へー、かっちょえ〜。
- 制作(その2): ドリームファクトリー
エンディングクレジットにて、デジタルフロンティア同様、制作会社として参加している事を確認(同社公式サイトでも確認可能)。DreamFactoryといえば俺年代のゲーマーにとっては革新的格闘ゲーム「TOBAL No.1」でしょう。最近も細々と(?) ゲームを出しているようで。この前も同社のトルネコ系ダンジョン探索アクションRPG「Crimson Tears」をプレイしてたんですが、そういやムービー中の人間の動きとか似てたかも。ゲーム内容は微妙でしたが。
同社がどんな形で制作に関わっていたのかはWEB探しても、確かな情報は見つけられませんでした。※唯一見つけたのは、ここの映画感想ページにて、「オープニングの6分を作ったらしい」 ってコメント。何にせよ、懐かしいゲーム会社の名前をエンディングクレジットで見つけて、なんか嬉しくなったりして。
関連サイト
Comments:4
- koma 2005-01-29 (土) 15:44
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TBありがとうございます!
アップルシードは人間の動きがちょっとこなれてない感じでしたが、
それ以外はよかったと思いました。
制作スタッフについては何も調べてなかったので、
ここの記事を見て初めて知りました。
社長さんの話も呼んでみました。
結構いいこと言っていますね。 - bashi 2005-01-29 (土) 16:05
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米国公開が始まったようで。良い評価受けるとよいなぁ...
なんか続編の製作も決まってるようで。
またかっちょいー映像作ってくれることに期待してます。 >社長さん - テュラン 2005-01-31 (月) 06:43
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トラックバックありがとうございます。気付くの遅くてごめんなさいませ。
なんかアマゾンのレビューとは正反対ですねぇ・・・
一般映画鑑賞に肥えた方のレビューとゲームユーザー視点のレビューという違いでしょうか?
それとも原作を知る人と知らない人のレビューの違いかな?
自分も原作を知らないし、原作者のファンでもありませんが・・・
微妙ですねぇ・・・でも「かっちょいい」といわれると、魅かれるかも・・・・
- bashi 2005-01-31 (月) 13:58
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> 一般映画鑑賞に肥えた方のレビューとゲームユーザー視点のレビューという違いでしょうか?
> それとも原作を知る人と知らない人のレビューの違いかな?あー、僕も原作読んでないです。
確かに amazon のコメントは「原作の良さ」がまったく表現されてない、ってコメント多かったですね。
「攻殻機動隊」みたいな「深み・濃さ」を期待した人たちがガッカリしてるように見えます。