IT業界 : 部下から言われたショックなセリフ

Tech総研の「そこまでいうか！部下から言われたショックなセリフ」より
※情報源 : intermezzoさん

・時代遅れなんだよ
・それって言ってることおかしくないですか？
・残業すれば偉いんですか？
・もう少し頭を使ってください

などなど、部下からショックなセリフを言われた経験をもつエンジニア100人にアンケート調査した結果だそうな。同じく職業エンジニアやってる自分も、面とむかって言いはしないまでも、似たような感情を上司に対して抱くことは多々ある。よその環境でも同じなんだなあ。

で、記事前半部分は「面白ネタ」として楽しめるとして、自分が気になったのは後半の「PART2:会社は戦場だ！部下が恐れる上司になれ！」の内容。人材教育／社員教育の専門家らしきオジサマがそんなイタイ上司達に対してアドバイスしてるんだけど...

「私はこんなセリフ、一度も言われたことないよ」。染谷氏は「ものわかりのよい上司」はダメ上司で、「怖い上司」が理想だと語る。

恐怖政治でイケ、ですか、はぁ...

部下を気持ちよく働かせたい。部下に好かれたい。気持ちはわかりますが、それを仕事の優先順位のトップにしている人が多すぎる。いちばん最後でしょう。仕事優先で明確な指示を出し、反抗されたら『上司に向かってなんだ！』と怒鳴り返してもいい。

怒鳴れ、と。若造スタンスからは「理論で勝て！」とかの方向性でアドバイスして欲しいんですけど...
でもこのアドバイザーおじサマ、そんな強気態度の前提条件をきちんと提示してくれていました :

エンジニアなら、まずは部下を凌駕する専門知識をもち、誤字脱字などは指摘されないようにしましょう。目標は、部下より2段上のレベルです。

環境（会社）にもよるでしょうが、少なくとも僕の環境では、

今の技術についていけなくて困ってる上司

が大多数です（困ってる？いや、彼らの業務範疇では技術は必要無いだけに困ってはいないかも）。そんな方々に対して

まず、部下より2段上のレベルの知識を身につけろ

ってオジサマ、それ全然アドバイスになってないと思う（汗

上司に対して不満ぶちまけても解決にはならない

もうひとつ、よそのBLOG読み漁ってて巡り合った、とても良いメッセージをご紹介:
※サーバ管理者の戯言BLOGさんのエントリより

有能な部下は上司を上手く制御するものなのです。無能な部下は自分の欲求不満だけをぶちまける。これでは何も解決しませんね。

こんな、消耗的な言動よりも、「技術革新が進んでいますので、昔はそうだったと聞いています。これからはこれがトレンドなんですよ。○○さんは勉強家だからご存知ですよねぇ。」なんて言って見るのです。

技術系なら、プライドが多少なりともあるでしょうから、「君の好きなようにしてみろ」って風になりませんか？

このような、建設的な表現を使うことで、場の雰囲気も変わるでしょうし、自己アピールも可能かと思います。上司の失敗や知らないのは、部下にとって最もチャンスなんですよね。

なるほど、と素直に思いました。上司に対する怒りをコントロールした上で、うまく振舞う... 直情タイプ（母親譲り）の自分には難易度高いんですが、とっても良いこと教えてもらいました。