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神との対話 - 現代人の抱える問題について

20050519_01.jpg最近もっぱら「スピリチュアル系」書籍にハマっています。嫁に勧めても「ふーん、神と対話しちゃってるんだー・・・」と倦厭されたり、友達に、本の中の言葉についてちょびっとだけ披露してみても「何?おまえ宗教とか走っちゃったの?」的な扱いを受けたり。本の内容の多くが「あまりにも壮大な概念、現実感の無い話」だったりするので他人と共有するのが凄く難しい。
でも、働きすぎて自律神経壊しかけた経験があったり、モノが溢れ過ぎてる世の中に嫌気さしてみたり、それでもモノを売りつけようとする企業・マスコミに腹立ててみたり、環境問題・自然破壊について怒りを覚えたり --- そんな事に憤りを感じつつも会社に属して同じように利益追求に貢献している自分に対して自己嫌悪してみたり・・・そんな心境の自分に対して、これらスピリチュアル系書籍の語る言葉は、とても力強く心に訴えかけてきます。病んでるのか俺?と自問する時もあるけれど、大抵はこれら言葉にインスパイアされる・元気を貰う事が多いです。

そんな中、今通勤電車の中で読んでいる「ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話」シリーズは、読んでいて心に「ビビッ」と来る頻度が高くて、すっかり夢中になっています。感銘を受けた言葉を忘れたくないがゆえ、ここに該当箇所の引用文を残しておこうと思います。

自分(達)の事しか考えない

ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話2 p.294

実際には、あなたがたはほとんど成長していない。いまだに原始的な、「誰もが自分の為にある」という精神状態でいる。あなたがたは地球をわがものにし、資源を奪い、人びとを搾取し、反対するひとたちの公民権を組織的に剥奪して、「過激派」と呼んでいる。それも、あなたがたの利己的な目的のためだ。なぜなら、ほかの方法では維持できないライフスタイルを創り出してきたからだ。 何年、何百万エーカーもの樹木を切り倒さなければ、新聞が印刷できない。地球を包む何マイルものオゾン層を破壊しなければ、ヘアスプレーが使えない。回復不可能なほど河川を汚染しなければ、より大きくて、より良い、より多くの製品を生産できない。そして、あなたがたはいちばん小さな者を --- いちばん恵まれず、教育水準が低く、意識も低い者を --- 不当に働かせなければ、前代未聞の(不必要な)贅沢をきわめつつ暮らしてはいけない。最後に、あなたがたは、自分はそんなことをしていないと否定しなければ、恥ずかしくて生きていけない。

現代人の抱える問題

p.289

地球上の誰もが基本的なニーズを満たしていれば --- 大衆が人間らしい暮らしをし、生きるための闘いをせずにすめば --- 人類がもっと高貴な目標を追求する道が開けるのではないかな? ...(中略)... 個人の栄光のために、普遍的な人間の尊厳が犠牲にされなければならないだろうか?他者を犠牲にして得られる栄光とは、どんな栄光だろうね?

p.290

最も単純に人間らしく暮らすために、どうして働かなくてはならないのか?誰もが人間らしい暮らしができるはずではないか?どうして「自分で働く」ことと、人間の尊厳とが関係するのか?基本的な人間の尊厳とは、うまれたときからもっている権利ではないのか?そもそも、そうあるべきではないのかな? 最低水準以上のことを望むなら --- もっと多くの食べ物、もっと大きな住まい、もっとすばらしい衣服を望むなら --- 目的を達成しようと自分で努力すればいい。だが、生きるだけのために苦労しなければならないのだろうか。すべてのひとにゆきわたるだけの、充分なものがある地球の上でだよ? それが、人類が直面している問題の核心だ。
課題とは、万人を平等にすることではなくて、すべてのひとに最低限の人間らしい暮らしを保障すること、そのうえで、それ以上の、何を望むかをそれぞれが選ぶというチャンスを与えることだ。

現状からぬけ出す方法はあるの?

p.296

ある。もういちど、言おうか?意識の変革だ。人類を苦しめている問題は、政府の活動や、政治的な手段によっては解決できない。それは、もう何千年も試みてきたことではないか。変革が可能なのはただひとつ、ひとの心のなかだけだ。

文明社会の真っ只中に暮らしていて、日々利益を追求する企業活動に参加していて、でも替わりに受け取る給料で特に不自由なく嫁と2人で暮らせて行けている現状から、どう変わればいいのかな? 具体案なんてちっともわからないけれど... これら文章から得られたインスピレーションを基に、(いつもどおり)自分の心の動きに従って日々行動していれば、何か素敵な変化に出会えるような気がします。

※引用元の書籍 - ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話2 にはさらに続きがあって、より具体的な「目指すべき社会」「皆が幸せに暮らせる世界」について語られていたりします。興味あらば読んでみてくださいませ・・・。

おまけ)共産主義について

これら言葉から、「共産主義を賞賛したいの?」という印象を受ける人も少なくないかと。そこについて言及している箇所もいくつかあったので、それらも引用しておきます。
p.279

「能力に応じてとり、必要に応じて与える」という言葉の奥にある考え方は悪くない。美しい考え方だ。要するに、あなたはきょうだいたちを支えるのだといっているのと同じだからね。その美しい考え方も、実行の方法によっては、みにくくなるんだよ。分かち合いというのは、生き方のひとつであって、政府が法令で強制することではない。分かち合いは強制ではなく、自発的に行うものだ。

p.288

それはとても高貴な考え方だ。だが、冷酷に強制されると、高貴さが失われる。そこが、共産主義のむずかしいところだ。頭で考える概念ではなく、実行が難しいのだよ

Comments:4

kotori 2005-07-16 (土) 20:40

私はなぜか大失恋をしてから、この本にはまりました。

ネットサーフィンしていてお気に入りの本のタイトルを見つけたので、
ちょっと嬉しくて書き込みしてしまいました。

bashi 2005-07-16 (土) 20:58

おお〜、書き込みどうもありがとう〜。
僕もすっかりお気に入りの本になってます。
書かれている事に深く共感した上で、今は現実生活での実践・適用にチャレンジしてみてます。
これがなかなか難しい(笑
日々精進すね。

カイ 2008-08-19 (火) 11:46

昨日、ちょうど買ってきました。
古本屋で2巻だけが、なぜか燦然と輝いていました。

ノイローゼが酷かった状態だったのが、激的に癒されつつある感じです。

Yumiko 2009-01-07 (水) 05:31

ドイツに住んでいるもので、神との対話は、ドイツ語版で読んでいるのですが、すでに6冊購入し、次々に読み進んでいます。神に問いかけをした人がカトリックの厳しい躾と教えを受けて育った人だから、神からの回答は、彼の思考に合わせて、キリスト教的考え方を扱った箇所が多く出てくるけれども、基本的には、あらゆる宗教を超えた宇宙観、神とは何か、この世に生を受けて生きることの意味について、これでもかこれでもかというくらいに、教えてくれる本です。
少々分かりにくい箇所があっても、根気よく読み進めると、人生を自分のものとして作り上げていくエネルギーが得られると思います。
いろんな人に勧めたい本です。

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