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神との対話 - 環境破壊と「自己の利益」について

20050603_01.jpg今、通勤中に読んでいる「ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話3」より。感銘を受けた言葉を忘れたくないがゆえ、ここに該当箇所の引用文を残しておこうと思います。今回は環境破壊について。前々回のエントリ「神との対話 - 現代人の抱える問題について」と扱っているテーマは同じですが、今回は「フロンガスによる大気汚染」という具体例を出して、よりわかりやすい表現で環境問題についての観察が述べられています。

人は環境破壊を何故やめない?

ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話3 p.411

あなたがたは大気中に非常に危険な物質を置き、非常に大切なものを取り去っている。だが、あなたがたはそれを否定している。ほとんどのひとは、認めようとしない。最良の精神をもつひとたちが、どんな被害が起こっているか証明してみせても、認めようとしない。最良の精神をもっているひとたちを狂っていると言い、自分のほうがよく知っていると主張する。
あるいは、そういう賢明な人びとには下心があると言う。だが、下心があるのは、あなたがたのほうだ。ある見方を押し付けようとしているのは、あなたがたのほうだ。自分たちのとくべつの利益を守ろうとしているのは、あなたがたのほうだ。
あなたがたは自分自身にばかり関心を向けている。どれほど具体的な、どれほど歴然とした力強い証拠があっても、それがあなたがたの利益に反すれば否定される。

- その言葉は厳しすぎませんか。そんなことはないですよ。

ほんとうか?では、神を嘘つきと呼ぶのかな?あなたがたの国々が、大気を毒するフロンガスを禁止するのにどれほど長くかかったか、知っているかね?

- ええ・・・それはそうですが・・・。

そうですが、どうなんだろうね。なぜ、あれほど時間がかかったのか?いいよ、教えてあげよう。時間がかかったのは、有害なフロンガスが禁止されると、大会社の多くに莫大なコストがかかるからだよ。おおぜいの個人が不便になるからだ。
時間がかかったのは、おおぜいのひとや国家が、現状維持によって、いまのやり方を続けることによって得られる利益を守るために、何年も証拠を否定してきた --- 否定する必要があった --- からだ。
皮膚ガンの急増を無視できなくなったとき、気温が上昇して氷河や雪がとけはじめたとき、海水の温度が上がって湖や河川が氾濫しはじめたとき、はじめて関心を向けるひとが増えたのだ。自分の利益を守るうえで必要が生じてはじめて、あなたがたは、何年も前から最良の精神をもったひとたちがつきつけてきた真実を認める。

自分の利益のどこがいけない?

p.413

- 自分の利益のどこがいけないのですか?自分の利益をまず考えろとおっしゃいましたよ。

そう、言った。そのとおりだから。だが、べつの星のべつの文化、べつの社会で定義される「自分の利益」は、あなたがたの世界よりもはるかに大きい。悟りを開いた存在にとっては、ひとりを傷つけることはおおぜいを傷つけることで、少数の利益は大勢の利益だ。そうでなければ、結局は誰の利益にもならないことは明白だから。地球では、まったく逆だね。ひとりが傷ついてもおおぜいに無視され、少数の利益はおおぜいに否定される。
これは、あなたがたが定義する「自己の利益」が非常に狭く、自分中心で、せいぜい愛する相手にひろがる程度だからだ。それも、相手が自分の言うとおりにしてくれる場合に限られている。
そう、わたしは、すべての人間関係で、自己の最善の利益になることをしなさい、と言った。だが同時に、あなたの最高の利益になることがわかれば、それが相手にとっても最高の利益だとわかるだろうと言った。あなたと相手は「ひとつ」だからだ。

関連書籍

僕が過去に読んで感銘を受けた「環境問題系」書籍を紹介しておきます:

  • 槌田 敦 著 - 環境保護運動はどこが間違っているのか?
    嫁の父親がふと貸してくれた本。都会の人々が積極的に行っている「資源リサイクル」の行動が、実際に自然保護に殆ど貢献していない事が筆者の理論+事実証拠を元に語られています。「人間社会の中で資源のリサイクルしたって効果は無い。地球環境・エコシステム全体規模のリサイクルが大切である事を理解してほしい」と筆者は訴えています。発行1992年とやや古いですが、少なくとも東京の状況はあまり改善していない気がするので、今読んでも全然納得できるか内容だと思います。
     
  • Deborah Cadbury 著 - メス化する自然
    生物学者たちの実地調査結果をベースに、環境ホルモン問題、自然環境に流出している化学物質の怖さについて語っているドキュメンタリー本。人間が「自己の利益追求」の為に使用している化学汚染物質が、いかに生物のDNA・生態を破壊しているかがリアルに綴られています。

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