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男子の園
気がつけばもうかなり前になりますが、1月の終わり頃、
豪雪のど真ん中、福井県の永平寺に行ってきました。
「曹洞宗の大本山」ということで
全国からの修行僧(雲水さん)が200人くらいいるかなり大規模なお寺。
当然ながら、寺内にいるのは全員男子。
日々の日課から細かい立ち振る舞いまで、厳しく律された何とも禁欲的な日常の中で、
時折うっかり垣間見せてしまうそんな彼らの若い男子的素地
(親しげな冗談を投げかけると、思わず表情を緩めてしまう。
やたらと「お洒落眼鏡」率が高い。
真夜中の洗面所でいきなり女子に鉢合わせると動揺する。などなど)
なんかもオバちゃん目線でしっかり堪能しつつ、1泊してひととおりの参籠体験。
毎朝、いや夜明け前に行われる法要儀式があって、
その200人以上のお坊さんが整然と並んで一斉に計算された動きをしたり
重低音でお経をハモ(?)ったり、とにかくものすごく美しい。荘厳。
写経してみたり、本格的な座禅を組ませてもらったりもしたのだけど、
雑念がぐるぐるして無我なんてとてもとても。
(まあ、仕事で行っているのだから雑念は仕方ないけど)
感想を聞かれてそう正直に話してみたら、
禅とは、「まずはカタチから入って、精神の伴いを気長に待てばいい」のだそうな。
あのショー並みに完成度の高い儀式もつまりはそのため。
人生の真髄を悟るのも、丁寧な日常生活を心がけるところから始めればいい。
…丁寧、か。それだけで十分耳が痛いなあ。
反省します。ごめんなさい。
とにもかくにも寺修行、すごい良かった!
雲水さんが作ってくれる精進料理も美味しかったし。
そのうちまた、暖かい時期にでも、誰かを誘って仕事抜きで行きたいもんだ。
帰りは日本海側をまわって、臨海のお宿へ。
海添いは雪積もらないんですねー。
by michi : 2006/03/06
[旅日記
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