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2005年06月

第十の予言 - ヒトが自己の利益しか考えていない事を極端に表現した一例

第十の予言 ジェームズ・レッドフィールド著 - 第十の予言」より。本の内容は、とある未開の森林地帯を舞台に、主人公が不思議なインスピレーションや偶然、他人との共時性に従ってゆくことで、新たな価値観・人生観・世界観に目覚めていくといったフィクション小説です。形式こそストーリー仕立ての冒険小説をとっているものの、著者 James Redfield 氏はこの物語を通して、「人生の本当の意味とはなにか?」「人類は地球で何をする為に生きているのか?」といった、壮大&神秘的なテーマについて、自身の人生経験(本業はセラピスト)やインスピレーションを元に定義すると共に、皆も同じように気づいて欲しいという想いをメッセージとして読者に伝えてくれています。都市経済のど真ん中で、企業利益に貢献する事で生きる糧を得る生活(大げさwww)をしている現状に疲れ気味な僕にとって、著者のメッセージはとても新鮮で、大いに感銘を受けました。「そうか、そういうことだったのか〜!」連発。(感化されやすい

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愛の論理 - 愛とはなんなのか?

20050603_01.jpg飯田史彦 著 - 愛の論理」より。過去に出版された「愛」に関する様々なジャンルの文献70冊以上を、著者が自ら読んだ上で、愛とはなんなのか?について、これら文献からの引用をベースに論理立てを試みた内容の本。心療医学、精神医学、哲学、心理学、スピリチュアル系・・・さまざまな分野の著名人による考察/指摘が次々と引用文として登場していく展開は、なんとなく「オールスター大集合」的な雰囲気があり、読んでいて飽きなかったです。著者の飯田さんの本業は経営学者、そして本のタイトルどおり、「論理」的、つまり論文的な展開になっているので、主旨やテーマ自体に興味が無いと途中で眠くなる人もいるかも(少なくともウチの嫁は倦厭しそうw)。

ここでは、僕がもっとも気に入っている、本の最終結論である、著者飯田さんによる「愛」の定義についての文章をここに残しておきたいと思います。

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神との対話 - 経済的・物質的な豊かさを望む事について

神との対話 - ヒトの基本的な本能は「適者生存」ではない

ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話3 p.359

「基本的な本能」が「生存」にあるなら、そして、基本的な性質が「悪」なら、転落しそうな子供や溺れかけたひとを本能的に助けたりはしないだろう。ところが本能のままに行動するときは、どうしようかとは考えない。たとえ、自分の身が危うくなっても助ける。したがって、あなたがたの「基本的」な本能が「生存」でないことも明らかだ。本能も性質も、あなたが何者であるかを、つまり公平と、ひとつであることと、愛を反映している。
社会的な面で言えば、「公平」と「平等」とのちがいを理解することが重要だ。平等を求めることも、平等であろうとすることも、知的存在の基本的な本能ではない。それどころか逆だ。
同一性よりも独自性を表現する、それが生きとし生けるものの基本的な本能だ。真に平等な社会の創造は、不可能なばかりでなく、望ましくもない。真の平等を、言い換えれば経済的、政治的、社会的な「同一性」を実現しようとする社会のメカニズムは、最も偉大な考えと最高の目的にまったく反している。
最高の目的とは、新たな真の自分を再創造していく機会を得るということだ。必要なのは機会の平等で、現実の平等ではない。それが公平ということだ。外部の力や法でつくり出された現実の平等は、公平を損なう
では、機会の自由は何によって創り出されるか。社会がすべてのひとに基本的な暮らしを保証し、誰もが生存ではなく自分の成長と自己の創造を追及しつつ生きられる、そんなシステムだ。言い換えれば、生存を保証する真のシステム(生命と呼ばれる)を模倣したシステムだね。

神との対話 - 考えなしの技術の進歩は人類の終焉につながる

20050603_01.jpg今、通勤中に読んでいる「ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話3」より。感銘を受けた言葉を忘れたくないがゆえ、ここに該当箇所の引用文を残しておこうと思います。今回は技術/テクノロジーについて。原子力だとか遺伝子クローンだとかって・・・人間の手に負えない危険な代物なんじゃないの?という、一般的な疑問・不安に対して、下記引用文ではストレートな回答が得られています。

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神との対話 - 環境破壊と「自己の利益」について

20050603_01.jpg今、通勤中に読んでいる「ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話3」より。感銘を受けた言葉を忘れたくないがゆえ、ここに該当箇所の引用文を残しておこうと思います。今回は環境破壊について。前々回のエントリ「神との対話 - 現代人の抱える問題について」と扱っているテーマは同じですが、今回は「フロンガスによる大気汚染」という具体例を出して、よりわかりやすい表現で環境問題についての観察が述べられています。

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神との対話 - 結婚について

20050603_01.jpg今、通勤中に読んでいる「ニール・ドナルド・ウォルシュ著 - 神との対話3」より。前回に引き続き、感銘を受けた言葉を忘れたくないがゆえ、ここに該当箇所の引用文を残しておこうと思います。今回は結婚について。今の世の中の倫理観で言うところの「結婚」が、必ずしも二人の幸せに繋がりはしないのは何故なのか?について言及しています。今回引用する内容の前半〜中盤部分は、現状観察に基づいた「間違った部分の指摘」が続きますが、最後に「理想の夫婦関係」について力強く表現している、とある夫婦の「結婚の誓い」を引用しています。特にこの「誓い」がお気に入り。自分が学生の頃に読んでものすごい感銘を受けた「M Scott Peck, M.D.著 - The Road Less Traveled」の中で語られている理想の夫婦関係が、この誓いの文章にすべて集約されている気がしました。

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